2017年10月1人の男が逮捕されました。容疑は過失運転致死傷罪。
2名の尊い命を奪ったうえ、2名も怪我を負わせた東名高速での追突事故は、捜査が進んでいくにつれ、石橋容疑者の常識では考えにくい行動が原因だと分かってきました。
そんな追突事故の経緯や、石橋容疑者の経歴、これから問われるであろう罪について説明します。
東名高速の追突事故
2017年6月、神奈川県大井町の東名高速の追い越し車線で停車していたワゴン車が、大型トラックに追突され夫婦2人が死亡、同乗していた娘2人も怪我をした追突事故が発生しました。
追突事故の前、現場の手前東名高速中井パーキングエリアで道をふさぐように停車していた石橋容疑者は、注意されたことに腹を立て追いかけます。
本線に合流後奥さんが運転するワゴン車を追い抜いた後、進路を妨害しながら追い越し車線で停止、石橋容疑者はつかさず車から降り、夫の胸ぐらをつかむ等の暴行を加えたました。
その直後に、大型トラックに追突されこの事故は発生しました。
石橋容疑者とは?
出典:https://www.jiji.com/jc/p?id=20171010211039-0025201708
年齢:25歳
住所:福岡県中間市
職業:建設作業員
出典:http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00373169.html
2017年10月、過失運転致死傷罪の容疑で神奈川県警に逮捕されました。
過失運転致死傷罪の刑の重さは?
過失運転致死傷罪とは、自動車の運転に必要な注意を怠り、人を死傷させる罪の事で、自動車運転死傷行為処罰法によって、懲役7年以下もしくは禁錮、または100万円以下の罰金に処せられます。
危険な割り込みで追い越し車線に停車させるなど、過失とはいいがたい今回の東名高速での追突事故ですが、死亡事故につながるとの判断はできなかったとの理由から、より重い危険運転致死傷罪の適用は難しいと言われています。
今後の捜査で、しっかり事実確認がなされ、石橋容疑者にはより重い罪が課せられることを願います。
まとめ
今回の石橋容疑者による東名高速追突事故は、決して他人ごとではありますせん。
もし自分の家族が同じ目にあったらと思うと、過失運転致死傷罪は、決して納得できるような罪の重さではないと思います。
今後、弱者が泣き寝入りしなくて済むように、法の改正が行われることを強く願うとともに、なくなってしまったご夫婦のご冥福をお祈りします。
過失運転致死傷罪は、故意ではなく不注意によって相手に怪我や死亡させてしまった場合に成立する罪なので、日常運転する人すべてに適用される可能性がありますので十分注意したいですね。